子どもの寝かしつけ本を電子書籍にしてみた話|良かった点と注意点

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子どもの本棚が絵本でいっぱいになり、読み終えた本を置く場所がなくなってきた——そんな悩みを抱えていたときに試してみたのが、寝かしつけ用の絵本を電子書籍に切り替えるという方法でした。最初は「子どもの読書に画面を使うなんて」と少しためらう気持ちもありましたが、実際に半年ほど続けてみて、良かった点と、やはり紙の絵本には敵わないと感じた点の両方が見えてきました。この記事では、その体験を正直にまとめます。

絵本が増え続けて置き場所に困っていた頃の話

子どもが気に入った絵本は、同じシリーズを何冊も欲しがるもので、気づけば本棚に収まりきらない量の絵本が積み重なっていました。図書館で借りることも試しましたが、「毎回同じ本を借りたがる」「返却期限までに読み終えられない」といった小さなストレスもあり、結局買い足す機会の方が多くなっていました。祖父母が帰省のたびに絵本を買ってくれることも重なり、半年ほどで本棚がほぼ埋まってしまったのが、電子書籍を検討し始めたきっかけです。

電子書籍で寝かしつけ本を試してみたきっかけ

きっかけは、就寝前に「今日はこの本を読んで」とせがまれた絵本が、片付けの際にリビングに置いたままだったことでした。子どもの寝室まで取りに戻るのも億劫で、その場にあったタブレットで似たような話を検索してみたところ、無料で読める子ども向けの電子書籍が思いのほか充実していることに気づきました。試しにその日の寝かしつけに使ってみたところ、子どもも特に違和感なく画面を眺めながら話を聞いてくれたことから、少しずつ寝かしつけ本のレパートリーに電子書籍を取り入れるようになりました。

実際に使ってみて感じたこと

何冊でも同じ端末に入れられる手軽さ

紙の絵本であれば「今夜はどの本にする?」と選ぶために本棚の前まで行く必要がありますが、電子書籍なら子どもが「これ読みたい」と言ったタイトルをその場でアプリの中から探して開けます。同じ本を何度も繰り返し読みたがる時期も、リクエストにすぐ応えられるようになったのは、想像していた以上に助かりました。特に、子どもが同じ絵本を1週間毎晩リクエストするような時期は、紙の本であれば表紙がすっかりくたびれてしまうほどのペースになりますが、電子書籍であれば劣化を気にせず何度でも同じ本を開けます。ページが破れたり、めくるうちに折れ目がついたりする心配がないのも、繰り返し読みたがる子どもの絵本には向いている点だと感じました。

旅行・帰省時の荷物が減った

実家への帰省や旅行の際、お気に入りの絵本を何冊も荷物に入れると、それだけでバッグの容量をかなり使ってしまいます。電子書籍であれば、お気に入りの絵本をまとめてタブレット1台に入れて持ち運べるため、着替えや子どもの荷物を優先してバッグに詰められるようになりました。以前、帰省の新幹線の中で絵本を忘れたことに気づき、子どもがぐずってしまった経験があるのですが、電子書籍に切り替えてからはタブレットさえ持っていれば普段のお気に入りをそのまま持ち出せるため、こうした「忘れ物」による困りごとがなくなったのも地味に助かっているポイントです。

就寝前の画面使用が気になり、結局工夫することになった話

良いことばかりではありませんでした。使い始めてしばらくして、就寝前に画面を見せることが寝つきに影響しているのではないかと感じる夜が出てきました。詳しい因果関係は分かりませんが、いつもより寝つくまでの時間が長い日が続いたことをきっかけに、就寝30分前より前の時間帯だけ電子書籍を使い、実際に布団に入ってからの最後の1冊は必ず紙の絵本にする、というルールに落ち着きました。この工夫をしてからは、以前のような寝つきの悪さは感じなくなっています。ちょうど同じ時期に、周囲の子育て中の友人に相談したところ、「うちも同じような時期があった」という声が多く、一時的な生活リズムの変化なのか、画面の影響なのかを完全に切り分けるのは難しいと感じました。ただ、はっきりした原因が分からないからこそ、「気になる場合はまず疑わしい習慣から見直す」という姿勢で対応したことが、結果的に良い方向につながったのだと思います。

電子書籍だけに頼らなかった理由

今でも、就寝直前の最後の1冊や、子どもが「これは特別なお気に入り」と決めているシリーズは、紙の絵本で読み聞かせています。ページをめくる音や、紙の質感を一緒に楽しむ時間も、読み聞かせの大切な一部だと感じているからです。電子書籍はあくまで「置き場所に困ったときの受け皿」「外出先での選択肢」として位置づけ、家庭でのメインの読み聞かせは紙の絵本を軸にする、というバランスを取るようにしています。

他の家庭にすすめられるか、注意点も含めて

同じように絵本の置き場所や荷物の量に悩んでいる家庭には、電子書籍を選択肢のひとつとして取り入れてみることをおすすめできます。ただし、就寝前の画面使用については、子どもによって寝つきへの影響の感じ方が異なる可能性があるため、様子を見ながら自分の家庭に合ったルールを見つけていくことが大切です。「電子書籍か紙か」の二択で考えるのではなく、シーンに応じて使い分けるという発想の方が、無理なく続けられると感じています。また、電子書籍を試す際は、いきなり有料の本をまとめ買いするのではなく、無料で読める作品から始めて、子どもの反応を見ながら少しずつ取り入れていくことをおすすめします。子どもによって画面への興味の示し方はさまざまで、思ったより関心を示さない場合もあれば、逆に夢中になりすぎてしまう場合もあるため、家庭ごとに様子を見ながらペースを調整するのが一番だと感じています。

兄弟で読みたい本が違うときの使い方

我が家には年齢の離れた兄弟がおり、上の子はもう少し文字の多い物語を、下の子はまだ絵中心の短い絵本を好みます。紙の絵本だけで対応しようとすると、それぞれの年齢に合った本を毎回別々に選んで用意する必要がありましたが、電子書籍であれば、上の子用・下の子用のリストをアプリの中に分けて作っておくことで、寝かしつけの時間に「今日はどっちを先に読む?」と聞くだけで、その場でスムーズに読みたい本を選べるようになりました。紙の絵本を探して本棚を行き来する手間がなくなった分、寝かしつけ全体の時間そのものが以前より落ち着いたものになったように感じています。

よくある質問

電子書籍だと、子どもが自分でページをめくる操作を覚えてしまいませんか?

実際、我が家の子どもは画面をスワイプする操作をあっという間に覚えました。読み聞かせの主導権を親が持ちたい場合は、子どもが操作しやすい設定になっていないか事前に確認し、必要であれば操作ロックの機能を使うなど、家庭の方針に合わせて調整するとよいでしょう。

何歳ごろから子ども向けの電子書籍を使い始めるのがよいですか?

明確な目安があるわけではありませんが、我が家では2歳を過ぎて、ある程度画面に興味を示すようになってから少しずつ取り入れました。年齢よりも、子ども自身が画面を見て話の内容を楽しめているかどうかを基準に、無理のないタイミングで試してみるとよいと思います。

子ども向けの電子書籍アプリは、大人用のアプリと同じもので大丈夫ですか?

大人用のアプリでも子ども向け作品は読めますが、子ども専用のアプリには、読み聞かせ用の音声機能や、対象年齢別に作品を探しやすい検索機能が用意されていることが多く、寝かしつけ用途であればそちらの方が使い勝手が良いと感じています。我が家では、親が読み聞かせる日は大人用のアプリで静かに読み進め、親が家事で手が離せない日は子ども向けアプリの読み上げ機能を併用する、というように使い分けています。読み上げ機能に頼りきりにならないよう、週のうち何日かは必ず親の声で読む時間を作るようにしているのも、続けているうえでのちょっとしたこだわりです。

電子書籍の寝かしつけ本は、祖父母にも受け入れられますか?

最初は「絵本くらい紙で読ませてあげたい」と難色を示していた祖父母も、荷物が減って身軽に帰省できる点や、孫がお気に入りの本をいつでもリクエストできる様子を見て、徐々に理解を示してくれるようになりました。すべての家庭で同じ反応になるとは限りませんが、頭ごなしに否定せず、実際に使っている様子を見てもらうことで納得してもらいやすくなると感じています。

まとめ

絵本の置き場所や外出時の荷物に悩んでいた我が家にとって、電子書籍を寝かしつけに取り入れたことは、負担を減らす有効な選択肢になりました。一方で、就寝直前の画面使用には注意が必要だと感じる場面もあり、紙の絵本と組み合わせながら使うバランスが、結果的に家庭に一番合っていると感じています。同じ悩みを持つ家庭は、まずは無料で読める作品から気軽に試してみることをおすすめします。